レゴを夏休みの自由研究に使う:その5

【レゴと生き物を使った実験】

レゴブロックを使った自由研究テーマについてですが、今回は前回までとはちょっと変わった内容です。
ちょっと、家に持ち込まれると抵抗があるお母さま方も多いかもしれません。

5.ブロックやプレートを使った、ダンゴムシの実験


石の下にいて、触ると丸くなるダンゴムシ。自然界の分解者。
男の子は一度は触ったことがあるのではないでしょうか。
むしろ、大好きではないでしょうか?

このダンゴムシには、突き当りを左右交互に曲がっていくという習性があるそうです。

ブロック、プレート、タイルなどを使ってダンゴムシ用の迷路を作り、その習性を確かめてみましょう。
出口は、習性の正しさを確認するために少なくとも一つはスタートから「突き当たって右折→突き当たって左折」が交互になるものを用意した方がよさそうです。

また、ダンゴムシにも目は見えているようなので、黒い迷路の中に透明なブロックを置いてみたりして、色の違いでダンゴムシの行動が変わるか調べてみるのも面白いかも知れません。

普段は何気なく見たりするだけのダンゴムシですが、この実験で触れ合ってみると、感じ方が変わるかも知れません。

もちろん、実験が終わったら、元いた場所にやさしく戻してあげましょう。
投げたり、踏んだりしてはいけませんよ。

この自由研究には基本的なブロックと、プレートタイルベースプレートがオススメです。

レゴを夏休みの自由研究に使う:その4

【レゴの「色」を使った実験2】

 

レゴブロックを使った夏休みの自由研究テーマについてです。

今回は前回に続き「色」を使った実験がテーマですが、「色」は同じでも全く異なる内容となります。

4.基本的なレゴブロックを使った、色と「重さ」の自由研究

人間の心理は明るい色のものほど軽く、暗い色のものほど重く感じるそうです。

引っ越しの段ボールが白いのも、それが理由なんだとか。
また、白い色は大きく、黒い色は小さく見える効果もあり、碁石は黒の方が白よりも大きく作られています。

そこで、白や黒、赤、青、黄色などの単色で同じ個数のブロックで同じ形を作り、それをできるだけ多くの人に持ってもらって、重さの順をアンケートしてみましょう。

どんな色順で、人は重みを感じるのでしょうか?

アンケートを取るために誰かに渡す時には事前に重さの予測をさせないために、作り方を教えたりせず、同じ重さだと伝えないでください。

また、複数個を同時には渡さず、1個ずつ同じ手で持ってもらうようにしましょう。

人の心理を簡単に自由研究のテーマにできる内容ですので、これはこれで、面白いまとめ方ができるかも知れません。

この自由研究には基本的なブロックがオススメです。

レゴを夏休みの自由研究に使う:その3

【レゴの「色」を使った実験1】

レゴブロックを使った自由研究テーマについてです。

今回は「色」を使った実験がテーマです。

3.基本的なブロックを使った、色と温度の実験

色によって、光と熱を吸収する度合いが違います。
白は大半の光を吸収しないから白く、赤は青と緑の光を吸収するから赤く、黒はほとんどの光を吸収するため黒く見えます。

夏は白い服を着ると黒い服より服が熱くならずに涼しく過ごせます。

白や黒、赤青緑など1色ずつのレゴブロックで箱を作り外に並べ、その中に氷を入れて溶けるまでの時間の違いを測れば、色によって光を吸収する度合いを様々な色で調べることができます。
白や黒では明確な答えはあるものの、赤青緑、グレーなどではどんな結果になるのでしょうか?

温度計があれば一緒に使うと、より正確なデータが得られますね。

カラフルなレゴブロックを使った実験写真は、まとめたあとに自分や、他の人が見てもきっと面白いものです。

なお、レゴブロックは紫外線により日焼けして変色をしますので実験以外の時に直射日光にさらすのはできるだけ避けましょう。

この自由研究には基本的なブロックプレートがオススメです。

レゴを夏休みの自由研究に使う:その2

【ブロックを使った耐荷重実験】

レゴブロックを使った自由研究テーマについてです。

前回はテクニック系パーツを使ったものの紹介でしたが、今回は基本的なブロックでできるテーマです。

2.基本的なブロックを使った「強い形」の実験

小学生の自由研究のテーマの定番に「強い形」を作る、というものがあります。

紙や針金を様々な形に折るなどして、上にどれだけ重いものがしっかり乗るかを調べて、強度の高い構造を考える実験です。

レゴの基本的なブロックを使って、同じ数のパーツで違う構造を作り、
・どれだけ大きなものを載せられるか
・どれだけ重いものを載せられるか
・どれだけ高い位置でものを載せられるか
といったことを調べて、より高く、より重いもの、大きいものが載るには、どういう構造にしなければならないかを調べてまとめます。

紙などではできない、複雑な構造が調べられますね。
もちろん、基本的なブロックだけでなく、テクニックパーツを使って作ればより立体的な構造に挑戦できます。

「同じパーツ数で、温度や湿度などの条件に左右されにくい」という実験にも向いている素材だと思うので建物などを作るのが好きな方はこの自由研究テーマもいいのではないでしょうか。

この自由研究には基本的なブロックがオススメです。

レゴを夏休みの自由研究に使う:その1

【テクニックパーツを使った自由研究】

もうすぐ学生の方は夏休みを迎えます。
夏休みは楽しいですが、多くの宿題があり、特に自由研究は自分でテーマを決めて調べ、時間のかかる課題です。

ですが、もしレゴブロックが好きで、今年の夏休みの自由研究に悩んでいるなら、自由研究にレゴブロックを使ってみてはいかがでしょうか?

好きなものを使って宿題が楽しくできれば、もっと勉強も楽しめるようになるかも知れません。

夏休みに向けて、ブリッカーズでは自由研究に使えそうなテーマをご紹介させていただきます。

1.テクニックパーツやパワーファンクションを使った工作・実験

テクニックパーツを組み合わせれば、大抵の動く仕組みは再現できてしまいます。

ドアノブや自転車、お風呂の扉など、身近な手で動かすものの仕組みを調べて作り、色々な構造のキモとなるポイントをまとめれば1つの自由研究として完成させることもできそうです。

また、パワーファンクションのモーターなどを使えば、重さや摩擦、ちからを調べるような実験の幅が広がります。
車を作って地面との転がり摩擦を調べたり、スイッチやライトを組み込んで道具を作り、その道具の実用性を改善していく過程をまとめたり……。

テクニックパーツパワーファンクションに興味があったり、得意だったりするお子様はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

ブリッカーズ レゴ作品募集(2017年6月度)

|レゴ パワーファンクションで扇風機を作る!

2017年6月度テーマ:夏の作品

今回もざっくりしたテーマで、世のビルダーを悩ませるレゴ作品コンテストの結果発表です。

ブリッカーズでは【テーマ:夏】として2017年6月の作品募集をしておりましたが、7/1にて締め切り、全作品を公開いたしました。

今月の優秀賞に選ばせていただいたのは
作:ハタボー 様『ぐるぐる天井扇風機』を選ばせていただきました。
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【ハタボー 様の作品紹介コメント】
パワーファンクションのLモーターで羽根が回転し、また、本体も回転します。
天井扇風機は昔の電車などでよく見ました。
今は、あまり見ないですね。
動作の様子がyoutubeにありますのでご覧ください。


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【ブリッカーズ審査員からのコメント】

ハタボー 様、優秀賞おめでとうございます。

扇風機といえば夏の風物詩ではありますが、実用的な扇風機作品、しかも天井に設置するタイプはそうそうない珍しいものではないでしょうか。
レゴで作ると扇風機もどことなくおしゃれで可愛らしく、いつまでも眺めていたくなりますね。
また、一見するとただぐるぐる回っているだけのようですが、その構造はかなり複雑なものです。
完成までの試行錯誤の苦難が容易に想像できる作品です。

【その他の応募作品はコチラからご覧ください】