レゴを夏休みの自由研究に使う:その6-1

【レゴを使った錯覚・錯視・トリックアート 第1弾】

レゴブロックを使った自由研究テーマについて2017年には5つのご提案をさせていただきましたが、2018年も新しい自由研究のアイディアを提案させていただきます。
昨年のアイディアも一緒に見て、できそうなものをやってみてはどうでしょうか?

6-1.レゴブロックで、不可能図形(不可能物体)を作ってみる

不可能図形のレゴ作品。左右で高さも位置も違うのに、かけられた梁は地面に並行に見えます。

人をはさんで斜めに置かれた柱の上に、1本のブロックがかかっていますが、
この写真を見て、どこがおかしいかはすぐに分かりましたよね?

2本の柱は高さも位置も違うのに、上にかかるブロックは地面に並行で、まっすぐです。
現実にはあり得ない、「不可能図形」です。

不可能図形 (impossible figure) または不可能物体 (impossible object)は錯視の一種で、
立体の投影図として解釈されるような平面上の図形ですが、実際には矛盾があり実在不可能な物体のことです。
この写真を含め多くの場合、そのような図形を目にしてすぐに実在が不可能だとわかります。
しかし矛盾すると気づいてからも、物体としての最初の印象は持続しますので、
ありえないはずのものが存在していて、とても不思議に見えますよね。

ではこの作品は、一体どのようにできているのでしょうか?
答えは下にスクロールしてご覧ください。

不可能図形のレゴ作品の裏側。実際には低い柱と梁はつながっておらず、さもつながったように撮られた写真でした。

実際には柱のある位置が正しいのみで、柱の上とかけてあるブロックの位置が重なることでつながっているように見えていました。
つまり、うまくブロックの位置を合わせて、そう見える写真を撮っただけということです。
この裏側の写真を見てしまうと「なんだそんなことだったのか」と思ってしまいますが、
見るまでは一体どうやって作られているのか、とても不思議に思いませんでしたか?
誰にでも作れて、みんなを驚かすことができすトリックアート。
夏休みの自由研究テーマが決まらないあなたに是非オススメです。
構造は見ての通りとても簡単ですので、小学生から挑戦できるのではないでしょうか?

この自由研究を作るには基本的なブロックと、プレートがオススメです。

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