レゴを夏休みの自由研究に使う:その6-5

【レゴを使った錯覚・錯視・トリックアート 第5弾】

自由研究のアイディア提案ということで、レゴを使った錯覚・錯視・トリックアートの第5弾です。
前回から引き続き、今回も錯視を使った作品です。
昨年のアイディアも一緒に見て、できそうなものをやってみてはどうでしょうか?

6-5.レゴブロックで、ヘルマン格子錯視(ハーマングリッド)を表現してみる

ヘルマン格子錯視のレゴ作品。白い四角タイルに張り巡らされた黒いタイルの交差点が明るく見えます。
16 x 16の黒いプレート上に、等間隔に2 x 2の白いタイルが貼られています。
白いタイルの間には黒いタイルを巡らせてありますが、黒いラインが交差する部分は黒のようにも、ダークグレーのようにも見えます。
実際には一体何色なのでしょうか?
答えは下にスクロールしてご覧ください。

ヘルマン格子錯視のレゴ作品の色味を変えて写したもの。実際には交差点も黒いタイルなのが分かります。

実際には長いタイルが貼られているので、他と同じ黒い色をしていました。
しかし、この画像でも交差部分は他の黒い部分より明るく見えますよね。

これはヘルマン格子錯視またはハーマングリッドと呼ばれ、格子状の模様のことで、交差点の部分が隣り合う色(白または黒)に近づいて見える錯視です。
色の明度対比による視覚現象の1つで、ドイツの生理学者ヘルマンによって1870年に発見されました。
白地に黒い線なら黒い線の交差点が白く見え、黒地に白い線なら交差点は黒っぽく見えます。
この錯視は四角形を均等な余白をとって並べただけで発生してしまうので、
不思議な錯視というよりもデザイン上で邪魔になってしまうことの多い厄介な現象です。

この自由研究を作るにはプレートや、タイルがオススメです。